88、ヘブライ文字と発音記号(3)

文字数 953文字

ヘブライ文字と発音記号の続きです。作品集には下の画像から入って下さい。
次はギメルとダレットについて見てみよう。
フェニキア文字とヘブライ文字でギメルはラクダ、ダレットは扉の意味だ。
ラクダとはなんぞや?
ヴェンツェルは昔のラミロ2世と同じ質問をしていますね。
余はここでいろいろなことを知ったから、今では何を見ても驚かない。
ラクダというのは主に砂漠に住む生き物で、こういう姿をしています。私は実物を見たことはありませんが・・・
こんな生き物は初めて見た。きっと異母弟のジギスムントも知らないであろう。今度ジギスムントにあったら自慢してやろう。アラゴン王家の勉強会に参加して、今までの狩りでは見たこともない砂漠に住む奇妙な生き物について知ることができた。
フェニキア文字のギメルはパッと見てラクダとはわかりにくいが、ラクダのコブを表していると思えばいい。そしてヘブライ文字のギメルは2本の足がある。
四つ足動物であるラクダの足は4本ではないか?
細かいことは気にしなくていい。
ギメルの発音記号を見ると、gの発音のギメルの文字にイの長母音ヒリック・マレー、水を意味するメムの字が発音がmでエの短母音セゴールがついて、最後はラメド、突き棒を意味して発音はl、子音で終わっています。
長母音とか短母音というのがよくわからない。
長母音は目立つようにユッドのような旗を持っている。逆に短母音は素早く逃げなければいけないから旗など持たず、兵士の数を3人と多くしている。
なるほど、確かにそうだ。
ダレットは扉という意味だが、扉は何の1部かわかるか?
扉は家の1部です。そんなことは誰にでもわかります。
扉は家の1部である。だからフェニキア文字のダレットも家を意味するベートよりも兵士の数を少なくしている。ヘブライ文字も同じだ。元のベートより兵士の数が少なくてすむ。
ダレットはdの発音のダレットにダゲッシュの点が入りアの長母音カマツ・カドール、lの発音のラメッド(突き棒)にエの短母音セゴール、そして最後がタヴ(印)で発音はt、子音で終わっています。
アの長母音に旗はつかないのか。
全部の長母音に旗がつくというわけではないようです。
ヘブライ文字の発音は、最初の文字は長母音ではっきり発音し、次が短母音、そして最後は子音で終わるパターンが多いようです。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色