139、アラビア文字(17)

文字数 883文字

アラビア文字についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
今日はアラビア文字のハーを調べてみよう。ハーはhの音でフェニキア文字、ヘブライ文字のヘー(窓)に対応する。
アラビア文字のハーはかなり後から出てきますね。フェニキア文字の場合はアレフ(雄牛)、ベト(家)。ギメル(ラクダ)、ダレト(扉)、ヘー(窓)と最初の方に出てきました。


フェニキア文字の場合は大きなもの、重要なものの順に文字が並んでいるからわかりやすかった。
最初の文字が雄牛を意味するアレフだということは、紀元前にフェニキア人がいた地中海世界では雄牛がとても大切にされていて財産になっていたということです。それなのにハンニバルはローマ軍の包囲網を突破するために略奪した家畜の中から雄牛2000頭を選び出し、角に松明を括り付けて夜中に走らせ騒ぎを起こすという酷いことをやっています。
フェニキア文字とヘブライ文字は大きいものから小さいものへと並んでいる。だが、途中でコフ(針穴)が出て戸惑った。針穴より小さなものなどこの世に存在しない。だが、この語学の天才ペドロ2世は頭を使って天才的な解決策を導き出した。
あの時のペドロ2世の答えに余は感動し、弟子になって生涯ついて行く決意をした。
でも、アラビア文字のハーは問題になった針穴よりもずっと後に出ていますよ。
まさか、アラブ人の家の窓は針穴よりも小さいとか・・・
針穴より小さい窓は窓として役に立ちません。
アラビアは砂漠の国なので、他の地域に比べて家の窓は小さかったと思います。窓が大きいと砂が入ってきたり、強い日差しが照り付けたりと不都合があるからです。針穴よりは大きいと思いますが・・・
アラビア文字のハーはどんな特徴がある?
小さな三角があるだけです。
アラブ人は自分達の家の窓に合わせて文字も小さくしているのか?
小さいだけでなく、アラビア文字のハーの連結形はとても分かりにくい形をしています。
小さな丸い三角を連結形で表現しようとするのは難しいのかもしれない。
はい、アラビア文字のハーは書くのにとても苦労しました。
作者には何度も書いてうまくなってもらうしかない。
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