188、ヘブライ語の母音(4)

文字数 899文字

ヘブライ語の母音についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
今日はヘブライ語の「エ」の短母音と最短の母音記号「セゴール」と「ハタフ・セゴール」を見ていこう。
「セゴール」というのは名前も短い。そして「ハタフ」という言葉は「最短」を意味しているということは余でもわかる。
「セゴール」は三角形に並ぶ3つの点で表現する。
ペドロ2世の言い方だと短母音は素早く動くためにも兵士の数は増え、旗など余計なものは持っていません。
「セゴール」で使われている文字は「サメフ」(柱)、「ギメル」(ラクダ)、「ラメッド」(突き棒)の3つです。
ヘブライ人は物事を大げさに考えるクセがあるようだ。短母音の「エ」の記号を表す3つの小さな点の名前に「サメフ」(柱)、「ギメル」(ラクダ)、ラメッド(突き棒)の文字を使うとは・・・
ヘブライ人というのは常に敵に襲われ、緊張感に満ちた生活をしていたに違いない。神殿の「サメフ」(柱)の所まで敵が迫って来たから、「ギメル」(ラクダ)に乗って「ラメッド」(突き棒)で叩いて急いで逃げ出さなければいけない。
なんだかせわしないですね。
「ハタフ・セゴール」は「セゴール」の3つの点の横にさらに縦2つの点を加えている。
いつでも逃げ出せるように見張りの兵士の数を増やしているのである。なんと言っても最短だ。うっかり見逃すわけにはいかない。
「ハタフ・セゴール」で使われている文字は「ヘット」(柵)、「テット」(車輪)、「フェー」のソフィート形、「サメフ」(柱)。「ギメル」(ラクダ)、「ラメッド」(突き棒)です。
「ハタフ・パタフ」(アの最短の母音記号)の時よりも「ハタフ・セゴール」(エの最短の母音記号)の方が危険が迫っているように感じる。
ヴェンツェル、いいところに気が付いた。「ハタフ・セゴール」の場合は逃げ出そうとして「ヘット」(柵)の近くまで「テット」(車輪、馬車)を持ってきたが、敵は「サメフ」(柱、神殿)近くまで迫ってきているので、「ギメル」(ラクダ)に乗って「ラメッド」(突き棒)で叩いて逃げ出そうとした。
母音記号の小さな点にそんな大げさな名前がついているとは思えないのですが・・・
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