176、ヘブライ語の子音(10)

文字数 910文字

ヘブライ語の子音についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
今日はヘブライ語で「ラメド」がつく言葉を見てみよう。「ラメド」は「l」の発音で意味は「突き棒」である。
余は「ラメド」という文字が大好きである。「突き棒」というのはとにかくかっこいい。
「ラメド」(突き棒)がつく言葉に「レヴ」(心)がある。
「レヴ」(心)に使われている文字は「ラメド」(突き棒)と「ヴェート」、そして母音記号は「エ」の長母音「ツェレー・ハセル」です。
「レヴ」(心)と「ラメド」(突き棒)か。なんの関係もなさそうだ。
日本語で「心」は「真ん中」という意味でも使います。的の中心というような使い方です。また心臓のように臓器を指すこともあります。
狩りをする時、「ラメド」(突き棒)は獲物の「レヴ」(心)を狙わなければいけない。
ギリシャ神話でエロスの弓矢を受けるとその人は恋に落ちたり逆にその相手を嫌ったりするというのがあります。
そんな簡単に人が恋に落ちたり逆に嫌いになったりするのか。
これはギリシャ神話の話です。心臓が人の心を左右しているかどうかはわかりませんし、僕たちの時代はまだ心臓の働きについても詳しくはわかりませんでした。けれども心臓が人間にとっても動物にとっても重要で、心臓が傷つけられたら生きていかれないということはよく知られていました。
次は「メム」(水)のつく字をみていこう。「メム」(水)は末尾にくると「ソフィート」(末尾系)と呼ばれ形がかわる。「メム」(水)がつく言葉には「マイム」(水)がある。
「マイム」(水)に使われているのは「メム」(水)と「メム)(水)のソフィート形、母音記号は「ア」の短母音「パタフ」と「イ」の長母音「ヒリック・マレー」です。
「マイム」(水)は「メム」(水)の文字を2回も使っている。そこまで大げさに「メムメム」言わなくても・・・
いや、雨の降らない砂漠では水は貴重だったに違いない。水がなければ人も動物も生きてはいけない。だから「マイム」(水)を見つけた時は大騒ぎしたのだろう。
そしておそらく「メム」(水)を意味する「m」が入っているヘブライ語の言葉や名前は貴重な物や真実を意味しているように思います。
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