110、アラビア文字(4)

文字数 981文字

アラビア文字についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
今日はアラビア文字のジームを見ていこう。ジームはJの発音で、フェニキア文字とヘブライ文字のギメル(ラクダ)に対応する。
もうわかっていると思うが、ラクダという動物は次の画像のような姿をしていて砂漠に住んでいる。
砂漠などボヘミアにはないが、アラゴンにはあるのか?
アラゴンは乾燥した土地ですが、砂漠にはなっていません。
フェニキア人は雄牛のいる地域からラクダのいる地域まで、そんなに広い範囲を支配したというのか?
いえ、支配したというよりも、地中海沿岸のいろいろな地域で交易を行い、それぞれの場所の特産品を別の地域に運んでいたのだと思います。
フェニキア文字やヘブライ文字のギメルもラクダに似ていないが、アラビア文字のジームはもっと似ていない。
アラビア文字のジームの独立形は日本語のひらがな、「て」に点をつけたような形をしています。
独立形のジームは見分けがつくが、つながった形のはよくわからなくなっている。
連結形の字がわかりにくくなっているのは、作者の字が下手だからである。
下手な字だが、ジームの語頭に斜めになったひらがなの「て」が見えないか。
そう言われてみれば、そのように見えなくもない。
アラビア文字のジームは語頭では大変な苦労をしている。敵に見つからないように体を低くして変形の姿勢を取り、ジームとはわからない姿で並んでいる。それでも味方にはジームだとわかるように司令官は特徴のある部分のそばに立つ。
実際の戦闘でも、先頭に立つ者は常に命の危険を感じ死を意識しなければならない。
余はいつも先頭に立って戦ってきた。
ペドロ2世のそのやり方、子孫には評判悪いです。無謀な戦い方をして戦死してしまったと。
語中でもやはりジームのアラビア文字は低い姿勢を保ったままで、敵に見つからないようにしている。
アラビア文字というのは、本当にけなげな文字である。
そして語尾に来て、ジームはやっと本当の姿を現すのだ。最後になって陣地に戻って来た時、独立形に近い形に戻る、ここではもう姿を隠す必要はないからだ。長い戦いであった。正体を見せぬまま途中でとどまったものも多数いたであろう。だが、ようやく最後に光が見え、元の姿を取り戻した。
アラビア文字というのはそれぞれの文字に感動的なドラマがある。
ペドロ2世とヴェンツェルは大げさです。
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