186、ヘブライ語の母音(2)

文字数 940文字

ヘブライ語の母音についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
今日は「ア」の短母音の母音記号「パタフ」と最短の「ハタフ・パタフ」について見ていくことにしよう。
短母音と最短の母音なんてどちらも耳で聞けば一瞬のこと、それをきちんと区別している人なんているのですか?
現代のヘブライ語では長母音と短母音の区別はあまり厳密ではなく、むしろアクセントで区別しているようです。
余は耳で聞いた時に短母音と最短の母音の区別はできないが、母音記号の違いはよくわかる。師匠ペドロ2世によれば、最短の時の方が兵士の数が2人多くなる。
前にペドロ2世が言ってましたね。全ての母音記号は兵士と指揮官で説明できると・・・
最短の母音の場合は敵が来た時に素早く逃げなければならないから、見張の兵士を2人多くしている。常に逃げる準備をしているのである。
「ア」の短母音「パタフ」の記号は短い横の棒だけである。
なんだ、簡単ではないか。
「パタフ」で使われている子音は「ペー」(口)、「タヴ」(印)、「ヘット」(柵)の3文字で、母音記号は「ア」の短母音「パタフ」と「ア」の長母音「カマツ・ガドール」です。
「ペー」(口)で言っただけでは信用できないから「タヴ」(印)を押して、土地の境目がわかるように「ヘット」(柵)を作っておいた。短母音の「パタフ」は用心深い。
「ア」の最短の母音記号は「ハタフ・パタフ」というが、「パタフ」の部分は共通しているので、「ハタフ」の部分を見ていこう。母音記号は短い横線の右側に点が2つ付いている。
「ハタフ」に使われている子音は「ヘット」(柵)、「テット」(車輪)、「ハフ」のソフィートで、母音記号は「ア」の最短「ハタフ・パタフ」と「ア」の短母音「パタフ」です。
「ハタフ」と「パタフ」では音はよく似ているのに使われている子音はちがっている。「パタフ」は「タヴ」(印)を押して隣と仲良くしようとしているのに、「ハタフ」は「テット」(車輪)を「ヘット」(柵)の近くまで持ってきている。隣とケンカして夜逃げをしようとしているのか。
ペドロ2世とヴェンツェルは言うことが本当に大げさです。
でもこれで「ア」の母音記号、短母音の「パタフ」と最短の「ハタフ・パタフ」、違いがなんとなくわかるようになりました。
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