16、掌と突き棒 

文字数 775文字

今日はカフ(掌)とラメド(突き棒)の文字について学習しよう。
なんだ、またハンニバルの話ではなくて文字の勉強か。余はもう待ちくたびれた。
作品集には下の画像から中に入ってください。
まずはカフという文字だが、これは掌という意味がある。
手と掌では違う文字になっているのですね。
フェニキア文字のカフはラテン文字のKを左右に反転させた形をしているし、発音もkだから覚えやすいだろう。
そうですね。掌の形はしていないけどKと似ているから覚えやすいです。
そしてラメドは突き棒という意味だが、これもラテン文字のLと似ているからわかりやすいだろう。
フェニキア文字のカフやラメドはラテン文字とはよく似ているけど、ヘブライ文字やアラビア文字とはあんまり似てないです。
ヘブライ文字もアラビア文字も独自に進化しているからそれぞれきちんと覚える必要があるだろう。
これまでに12の文字を学んできたわけだが、フェニキア文字は全部で22文字だから半分は覚えたことになる。
アレフ(雄牛) ベト(家) ギメル(ラクダ) ダレト(扉) ヘー(窓) ワウ(鉤) ザイン(武器) ヘト(棚) テト(車輪) ヨド(手) カフ(掌) ラメド(突き棒)です。


どれもみな目で見えるものばかりだ。
文字はわかりやすく形がはっきりしているものでなければ伝わらない。わかりやすい形をしたものが文字として選ばれたのだろう。
さらに分けると動物や人体系(雄牛、ラクダ、手、掌)家系(家、扉、窓、棚)道具系(鉤、武器、車輪、突き棒)の言葉がバランスよく入っています。
動物や人体系、家系、道具系に分けると大きなものから小さなものへと続いているような気がします。
確かに3つのグループに分けられるし、大きなものから始まり、小さなものへと続いているようにも思える。残りの10文字についてもその法則が当てはまるかどうか調べてみよう。
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