191、ヘブライ語の母音(7)

文字数 851文字

ヘブライ語の母音についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
今日は「オ」の短母音、「カマツ・カタン」と最短の母音「ハタフ・カマツ」について説明しよう。
「カマツ」という名前は「ア」の長母音「カマツ・ガドール」にもありましたね。
母音に関して細かいヘブライ人もついに面倒になってきて、「カマツ」を再利用しているのか。
ヴェンツェルよ、再利用という言い方はヘブライ人に対して失礼である。「カマツ」が使いやすく優秀であるから、人材不足で困っていた「オ」の短母音と最短の母音のために交渉の末スカウトすることにした。
ペドロ2世は再利用を難しく言っているだけです。
「カマツ・カタン」は「オ」の短母音で「カマツ・ガドール」と同じように短い棒線の下に点をつける。同じ記号であるが「カマツ」は「ア」と発音することの方が圧倒的に多い。
「カマツ・カタン」で使われている文字は「クフ」(針穴)、「メム」(水)。「ツァディ」(パピルス)、「クフ」(針穴)、「タヴ」(印)、「ヌン」(魚)です。
「カマツ」の再利用にしては、「クフ」(針穴)、「タヴ」(印)、「ヌン」(魚)と立派な文字ばかり使っているではないか。
「カマツ・カタン」はスカウトされた優秀な戦士だ。「クフ」(針穴)のように細かい所にまで気を配り、「タブ」(印)で条約を結び、「ヌン」(魚)で富をもたらしている。
「オ」の最短の母音記号「ハタフ・カマツ」は横の棒の下に点を付け、その右横に縦の点2つが加わる。
最短の母音の場合はさらに素早く逃げ出さなければならないから、見張を2人増やしている。
「ハタフ・カマツ」で使われている文字は「ヘット」(柵)、「テット」(車輪)、「フェー」、「クフ」(針穴)、「メム」(水)、「ツァディ」(パピルス)です。
一緒に「メム」(水)を探しに行くために「クフ」(針穴)のように細かく「ツァディ」(パピルス)を見ているが、いざとなったら逃げだすために「ヘット」(柵)のそばに「テット」を用意している。いつ裏切るかわからない油断できない相手だ。
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