151、後ろに続かない文字(3)

文字数 868文字

アラビア文字の連結形で、後ろに続かない文字についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
今日はアラビア語のラジュルという言葉を見ていこう。ラジュルは男の人という意味がある。
ラジュル(男の人)に使われている文字はラー(r)、ジーム(j)、ラーム(l)の3つで、それぞれレシュ(頭)、ギメル(ラクダ)、ラメド(突き棒)に対応します。
ワラド(男の子)とラジュル(男の人)の違いはなんだ?
そんなの簡単です。子供と大人の違いです。
ラジュル(男の人)の最初の文字はラー(頭)である。子供の時は適当に武器になりそうなワウ(鉤)やラーム(突き棒)を持ってダール(扉)から外に飛び出していてもよかったが、大人はそうはいかない。きちんと勉強して頭の中にたくさんの知識を蓄える必要がある。遊んでばかりいて勉強を疎かにした者が王だった場合、国の財政が傾いたり、国が混乱して不真面目王、怠慢王などと言われる。
私とヴェンツェルの悪口を言っているのですか?
フアン1世とヴェンツェルは例えとしてわかりやすい。
無謀な戦い方をして戦死したペドロ2世に言われたくありません。
子供と大人の違いというのは頭を使って勉強しているかどうかということですね。子供の場合はあまり考えずにワーウ(鉤)やラーム(突き棒)を持ってダール(扉)から外に行くけど、大人になってからは何が必要か選んで出かける。そして選んだのがジーム(ラクダ)とラーム(突き棒)ですね。
余はラクダについてよく知らないが、そんなに役に立つ動物なのか?
砂漠で生活するには欠かせない動物だと思います。
ジーム(ラクダ)と一緒によくラーム(突き棒)が出てくるが、ジーム(ラクダ)を動かすためにはラーム(突き棒)が欠かせないのか?
そこまではちょっとわかりませんが・・・
ラジュルを連結形で書く時、最初のラーは独立形で書き、次のジームを連結形の語頭の形で書いて最後にラームを語尾の形で書けばよい。
ラーム(突き棒)は語頭か語尾かによって形がかなり違ってきますね。
最後に母音記号ファトハ(a)とダンマ(u)を2つつければ完成だ。
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