125、アラビア文字（9）
文字数 851文字
アラビア文字についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
今日はアラビア文字ザーイから見ていこう。フェニキア文字のザイン（武器）に対応する文字である。
アラビア文字のザーイは独立形と連結形の語頭が同じ形です。
ザーイはラー（レシュ、頭）のように次に文字が続かないようになっているから、独立形と連結形の語頭は同じ形になる。
そしてアラビア文字のザーイはラーとよく似ています。点がついているかどうかの違いだけです。
他の者は今まで出てきたアラビア文字をきちんと覚えているのか。余はゴチャゴチャしてわけがわからなくなっている。
僕も全部覚えているわけではなく、前に習ったシートを見ながら答えています。
ザーイもラーと同じように連結形の語中と語尾が同じ形をしている。どちらの文字もプライドが高いから他の文字を後ろに続けない。
文字のプライドの問題、なのですか？
プライドの問題だ。ラー（レシュ、頭）はリーダーだからプライドが高くて後ろに他の文字を続けたくはないし、ザーイ（ザイン、武器）も武器を持っていて強いからやっぱり手など繋ぎたくない。
さすがペドロ2世師匠、今日もさえている。
簡単すぎてつまらない。もっと難しい問題に立ち向かいたい。
次はターとザーの字を見てみよう。どちらもフェニキア文字とヘブライ文字のテト（車輪）に対応する。
フェニキア文字のテトは1番車輪だということがわかりやすい。ヘブライ文字のテトも直線しか使えないという制約の中で頑張っているのだろう。だが、アラビア文字のターはこれはなんだ？曲線を使って書いていいなら、もう少し車輪に近い形にしてもよさそうだが・・・
アラビア文字は曲線だけど円や半円とは全然違う、書きにくい形をしているのです。
本当に兵士を並べにくい。なんと言ったらいいか言葉で説明できない。
アラビア文字はもうお手本を見ながら何度も書いて、微妙な曲がり方を覚えるしかないですね。でもアラビア文字の連結形を理解して、モスクに書いてある文字とか看板とか読めるようになったらきっと楽しいと思います。
