高千穂、阿蘇へ②~阿蘇の神社~(2024.7.1)

文字数 922文字

 幣立神宮、上色見熊野座神社、阿蘇神社そして白川吉見神社(白川水源)。

 高千穂と違って、それぞれの神社はそれなりの距離がある。ワイパーをしても前が見えないくらいの雨の中、運転するのは気疲れするが、たどり着くとやはりそれぞれに素晴らしく、行って良かったと思える神社ばかりだった。

 幣立神宮はとても荘厳だった。山の中に突然現れるのだが、全てが立派で、とても清らかな空気感が漂っている。長い石段はとて歩きやすく、雨でも安心だった。社殿に参拝して満足していると左奥に小さな鳥居があり「東御手洗」行きの階段が。こちらは正面の石段と違って手作り感が強いので、けっこうしんどいが、降りきった先に現れた神水(東御手洗)の湧水が現れると、感動する。地元の方がペットボトルに何本も湧水を入れており、「どうぞ」と一本頂いた。道中でありがたく頂いたが、癖のない体に染み渡る神水だった。ありがとうございます。

 上色見熊野座神社は映えスポットとして大人気。軽い気持ちで石段を登り始めたら、とにかく足元が悪くて、靴を濡らさないように歩くのが大変だった。確かに入り口の苔生した鳥居と石階段横の灯篭が美しく人気なのも当然と思っていたのだが、拝殿の上に更に道は伸びており、そこには穿戸磐と呼ばれる大風穴があって、その先の光に導かれるように歩を進めた。素晴らしい。映えスポットとして取り上げられているが、穿戸磐を観るために訪れるべきだと思う。

 阿蘇神社は熊本地震で大きな被害を受け、再建された感動がある。被災された様子を写真で見ると、良く再建できたものだ、と拍手したくなる。阿蘇神社の再建を実現した「強さ」にあやかりたいと御朱印帳を購入した。

 白川吉見神社は白川水源を観るために参拝。やはり、水はとても貴重な存在なのだと気づかされる。そして、そこに神社があることが大切なのだ。水源の湧水を観ているとあまりに美しくて時間を忘れる。

 パワースポットと言えば高千穂、というイメージだったが、阿蘇の神社はスケール感も空気感も高千穂と違う魅力があって、とてもおススメ。
 
 行く予定のなかった幣立神社は、当日の天候があまりにも悪かったので、阿蘇観光をやめての参拝だったが、本当に素晴らしかった。
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