日本3-1ノルウェー(2023.8.6)

文字数 564文字

 結果は分かっていたが、録画で観戦したら、なかなか際どい試合だったと思った。ノルウェーが仕掛けた空中戦の決定的場面でGK山下のスーパーセーブがなければ、どちらに転んだか分からない。終盤まで相手10番グラハム・ハンセンを抑えていたことが最大の勝因で、遠藤の疲労が見え始めた辺りからはかなりピンチもあった。ただ、空中戦でない足元での戦いでは、長谷川をはじめ体幹の強さとパスコースの読みの良さで、見事に制していた点は見事だと思う。

 そして、今までの日本代表だったら、一点リードを守り切れないことが多かったが、守るのではなく、相手が攻撃に出てきたところをシンプルなカウンター攻撃で、しっかりと追加点を取れるところが大きく違う。宮澤ひなたの決定力は秀逸だ。

 トップの田中→植木という交代もいつもベストタイミングで、相手DFも嫌だろう。宮澤、藤野は大会を通じて大きく成長している。そして何よりも熊谷を中心としたDF陣の安定感があるから、長谷川や長野が気の利いたプレーを続けることができている。ベンチには猶本、杉田らも控えている訳で、試合状況によって池田監督が切れるカードは豊富だ。最後になるが、清水、遠藤の両ワイドの上がるタイミングは抜群で、相手チームは大きく振られて結果的に中央にフリーの選手ができる。ほんと、観ていて面白いサッカーです。

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