神代植物公園(2023.10.29)

文字数 666文字

 凡そひと月ぶりに帰宅した日曜日。早朝から神代植物公園(東京都調布市)へ行こうと思ったら雨が降っている。「秋のバラフェスタ」でいつもより早い8時開園なのだが、しばらく様子を見ようとコーヒーを飲んでいると雨は上がり、車で目的地を目指す。道は空いており、10時に第一駐車場へ無事入庫できた。

 随分と久しぶりだ。たぶん10年ぶりくらい。

 ダリア園からばら園へと色とりどりの花をパシャリぱしゃりと撮りながら、妻と二人で歩く。前に来た時は下の息子が一緒だったっけ。当たり前だが、もう誘っても来ない。淋しいというよりも成長してくれたなぁと感慨深い。ばら園のバラは、赤、白、黄色、オレンジ色……ある程度、色で分けられており、見頃が終わった花もあるが、とにかく多種多様なので「あっ、これ好き」「こっちの方が良いじゃん」「これ、匂いがいい」なんて会話も弾む。途中ですっかりと晴れて、気分良く散策を楽しんだ。

 バラの売店があり、珍しく二人の意見が合って、オレンジ色のブラスバンドの鉢植えを買った。もう少し寒くなってから、12月中旬に庭に植え替えると良いらしい。今は、ピンクのバラがあるだけなので、庭が華やかになるだろう。
 
 神代植物公園を抜けると深大寺蕎麦屋が並んでいる。玉乃屋で新そばの十割蕎麦を頂く。歯応えのある蕎麦で、僕が細切り、妻が田舎(太切り)。揚げたての天ぷらも美味しく、屋外の座席で蕎麦湯まで堪能してから、深大寺に詣り、周辺の店を覗いて、焼き草餅などを食べ歩きした。

 やはり緑に囲まれると心が落ち着く。ここ一カ月の疲労が和らいだ気がする。
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