暑い日に思う(2022.7.31)

文字数 248文字

 暑い。ひどく暑い。どうしようもなく暑い。
 それでも生き物だから、しばらく外にいると身体が慣れていく。もちろん、帽子を被ったり、水分補給は必要だ。
 涼しい電車やスーパーに入ってしまうと、身体はすっかりと落ち着き、再び外に出るとゼロからではなくマイナスからのリスタートとなるから、なかなか慣れない。完全に怯む。気温は同じなのに、とんでもなく暑く感じる。
 項垂れながら散歩する犬と目が合う。同じ生き物として、心が通じた気がした。僕はハンカチで首を拭きながら、目に見えない首輪を探す。僕の飼い主は誰だ?
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