目的は「勝つこと」(2024.1.16)

文字数 842文字

 アジア杯GS[第1節]日本 4-2 ベトナム。
 先制するも、勝ち越しを許す展開にアレコレと苦言を呈されている森保ジャパン。ドイツにも勝ったのだから、ベトナムには圧勝しなければならない、と言うのだけれど、大会になればそう簡単に勝たせてくれる訳がない。ベトナムはグループ通過を目標に全力で戦いを挑んでいるのだから。もちろん、日本も全力ではあるが、まだピークではない。何点取られても、最後に勝っていればOKなのだ。アジアのワールドカップ予選でもそうだが、やはり初戦が一番難しい。負けたくないと相手は守備を固め、パスはつながるが一向にゴールを決められないので、余計に焦るし、ヤバいという空気も生まれる。それでも勝ち切る国が、本当に強いと言える。昨日のベトナムは守備に徹した訳ではないようだが、正に全力で倒しにきたのだと思う。先制した後の落とし穴で逆転されたものの、しっかりとひっくり返すのだから、日本が強かったということ。この先も、厳しい戦いが続くだろうが、最後に勝っていれば拍手すべき。大会においては、内容は二の次。相手がどんなに素晴らしい試合をしようが、日本がどんなにひどい試合をしようが、勝った方が強いのだ。
 全国高校選手権でも優勝した青森山田のプレースタイルについて、ロングパスやロングスローを多用しすぎ、フィジカルに頼りすぎ等の批判をする人もいるが、プレースタイルの好き嫌いはあっても優勝した高校が一番強いことは素直に認めるべきだと思う。ロングスローも反則ではないのだから、多用するかしないかは自由なのだ。練習に練習を重ねて、あれだけ遠くへ投げられることに僕は素直に驚く。そして何より、青森山田は全国から選手が集まり、中学高校と6年間鍛え上げられて、Aチームに選ばれるだけでも凄いことであるし、優勝を目標としている訳だから、本当に凄いと思う。

 僕も観ていて楽しいサッカーは大好きだ。けれど、大会での目的は「勝つこと」である。森保監督がどのような戦い方で勝ち進むのか、注目している。
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