映画「手紙は憶えている」(2024.1.15)

文字数 286文字

 う~んっ、ストーリーとしてはとても良くできている。

 アウシュビッツ、ナチス……。それぞれがそれぞれの過去を背負いながら生きてきた男たちの罪と罰を復讐劇として描いているのだが、設定としてはかなり凝っている。まぁ、この設定でなければストーリーが成立しないとも言えるのだけれど、認知症など現代が抱える問題も織り交ぜている点がナチスを取り上げた映画としては新しい視点かもしれない。途中で「これは何だかおかしいぞ」と思い始めたのだが、結末はまったく読めなかった。

 後味はあまりよろしくない。ただ、出来栄えは高いと思う。アウシュビッツ、ナチスについて改めて考えさせられる映画だった。
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