詩を書くこと、について(2022.8.6)

文字数 510文字

 詩を書いている時、僕はとても自由だ。時間も場所も飛び越えて、年齢も性別も取っ払って、思いのまま言葉を紡ぐ。
 多くの人に読んでもらいたいと「場」を探しては、放っているが、なかなか届かない。それでも、初心者は「質よりも量だ」と思い、まいにち、毎日、書き続けている。
 「一日一詩」を一年間続け、後を継いだ「百詩 その一」を完結させた。飽きやすい性格なのに、良くも続けたものだと自分が一番驚いている。しんどいと思ったことは一度もない。自由になれるのだから、楽しいに決まっている。
 今日から「百詩 その二」を始める。465篇書いて、上手くなったという実感はないが、下手になったという実感もないから、きっと、少しずつ成長しているのだと信じたい。

 どうして僕は詩を書くのだろう? 

 ずっと、答えを探している。見つからないから、書き続ける。「百詩 その二」を書き終える頃には、僕はまたひとつ年を重ねる。答え探しは、しばらく続きそうだ。いや、書き続けたいから、見つける気がないとも言える。見つけたら、詩を書く必要がなくなる気がするのだ。でも、答え探しをしないと、書く活力が湧かないから、答え探しは続ける。僕の堂々巡りは終わりそうにない。
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