ほとけの国の美術(2024.3.10)

文字数 319文字

 府中市美術館の「ほとけの国の美術」へ。

 独自路線を行く美術館なので、毎回、何かしらの驚きがあるのだが、今回は冒頭から驚かされた。京都の二尊院「二十五菩薩来迎図」(土佐行広)がどど~んっとお出迎えしてくれる。修復を終えて、とても美しくて存在感抜群。本来なら、公開時に京都嵐山の二尊院まで行かなければ観れないので、これだけでも価値ありだと思う。

 円山応挙、長沢芦雪、岩佐又兵衛、白隠、仙厓、鈴木其一、伊藤若冲、葛飾北斎、歌川国芳そして円空の仏像も。渋いけれど、良い作品を展示してくれている。僕が一番好きだったのは岸勝『猿の坐禅図』かな。何だか愛くるしくて、心に残った。

 後期にはまた作品の入れ替えがあるそうなので、行ってみようと思っている。
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