お好み焼き定食(2023.12.14)

文字数 566文字

 本日のランチは会社近くのお好み焼き屋さんで「お好み焼き定食」を食べた。いつもは時間がないので「焼きそば定食」か「豚野菜炒め定食」を頼むようにしており、出来上がるまでに10分近くかかる「お好み焼き定食」をチョイスするのは珍しい。なぜか、今日はどうしてもお好み焼きが食べたいと思ったのだ。そう、お好み焼きを。

 考えてみれば、関西(京都、大阪)で暮らした期間はトータルで20年以上になっているのだが、未だに「お好み焼き定食」に対する違和感が消えず、やはり自分は関西人ではないな、と思う。お好み焼きをおかずに白米と味噌汁。生まれた時から、そういうものだで育った関西人にとって当たり前のことが、大学生になってから初めて知った人間にとってはなかなか当たり前とは思えない。

 だったら単品で頼めば良い訳だが、ランチの「お好み焼き定食」はやはり『お得』だから、「お好み焼き定食」を選んでしまう。食べれば美味しいのだけれど、食べながらもどこかでずっと違和感を抱いていた。

 久しぶりに「お好み焼き定食」を食べて、すっかり満腹になった。けれど、どこかスッキリしない気持ちでいる。あと何年、関西に居たら違和感が消えるのだろう。もしかしたら、消えないかもしれない。それでも、ときどき「お好み焼き定食」食べる。定食である必要がなくても「お好み焼き定食」を頼む。
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