シュルレアリスムと日本(2024.1.13)

文字数 544文字

 京都文化博物館の「シュルレアリスムと日本」へ。

 まず、10:30~の講演会「シュルレアリスムと日本の画家たち」に参加した。150人のホールはほぼ満席で、感心を持っている人が多いのだなぁと驚いた。速水豊さん(三重県立美術館 館長)、弘中智子さん(板橋区立美術館 学芸員)のお二人のお話しは貴重な資料も盛り込んでおり、あっという間に1時間半が過ぎた。正直、日本画家におけるシュルレアリスムについては、ほとんど知らなかったのだが、当時の美術大学における最先端の活動のひとつであったことが分かり、展覧会への興味が一気に湧いた。
 
 講演会後に150人が展覧会に向かうので、当然ながら一気に会場入り口はごった返したので、僕はするすると抜け出して最後から逆流してゆっくりと鑑賞した。最後が見慣れた小山田二郎「手」(府中市美術館所蔵)だったのでとても感慨深く、大好きな岡本太郎も並んでおり、最後から観覧して正解だったと思う。

 とても良い絵が多かった。東郷青児、古賀春江、三岸好太郎、靉光などなど有名作家もあり、特に靉光の「眼のある風景」を観られるだけでも、大満足である。北脇昇「独活」、長谷川宏「噴煙・たそがれ」、矢崎博信「時雨と猿」が印象に残っている。入場料は破格の500円!! 絶対におススメです。
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