ぶらりと奈良(2023.5.11)

文字数 511文字

 あっという間に終わってしまった黄金週間。
 関西育ち(京都、大阪)の妻が、そういえぱ奈良の大仏を見たことがない、と言うので、東京から単身赴任中の京都へ一緒に向かい、奈良をぶらりとしてきた。雨が降り出しそうな土曜日の午後に近鉄奈良駅到着。とにかく大仏だ、と鹿には目もくれず、ひたすら東大寺を目指し歩く。
 僕も中学校の修学旅行で大仏を見て以来だから、約40年ぶり。正倉院展は見に来るけれど、その先にある大仏までは行かず。歩道は広いのに、大きな荷物の観光客が多くてなかなか進めない。地図で見るより、結構遠く感じるのは、東大寺が思いのほか広いからだろう。

 いやぁ、でかい。

 大人になると、大概「こんなに小さかったのか」と子供目線での大きさを修正し、がっかりするのだが、大人目線でも十分に大きい。そして、子供の頃には感じなかった、ありがたみを感じる。正面から横から、そして背面からも。当たり前たが、どこから見ても大きいのだ。ただ大きいのではなく、荘厳さがあるから、圧倒的な存在感である。
 京都に住んでいても、意外と奈良は来ないので、妻の思いつきで訪れて良かったと思う。

 そんな訳で、今年の黄金週間のメインイベントは奈良の大仏だった。
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