『お坊さんが教える「悟り」入門』長谷川俊道(2023.12.22)

文字数 529文字

 ディスカバー・トゥエンティワンの書籍は、とても分かりやすく構成されているので、初心者にはありがたい。本書も「入門」書として、良くできていると思う。
 
 仏教や日々の生活で感じる素朴な疑問について、長谷川さんが実体験も交えつつ、読者に語りかけているようで、仏教の専門用語が出てきても、立ち止まらずに読み進めることができる。本書で書かれていることを全て実践することは難しいと思うが、自身に響いた内容から、ひとつひとつ取り組んだら良いのだと思う。

 長谷川さんは仏教や寺の在り方について、常に考えておられ、今後の仏教や寺がどのような存在であるべきなのかを真剣に模索されている。群馬県太田市の瑞岩寺で副住職をされるとともに保育園の園長もされており、永平寺での修行やハワイでの住職経験も踏まえながらの話は実に興味深く、親しみを感じる。寺で催しものを実施したり、FMラジオ、ボッドキャスト、ブログなどを通じて人生相談を受けたりされているそうだ。

 僕はひとつ特に響いた内容があり、さっそく実践している。今まで気づかなかったことに気づかせてもらえて、とてもありがたいと思っている。長谷川さんの書かれている内容は、悩んだり迷った時に、ふと思い出すのだと思う。

 時々読み返したい。
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