本山雅志引退(2023.4.1)

文字数 560文字

 僕は鹿島サポーターではない。けれど、歴代のJリーガーで最も好きな選手は本山雅志だ。これは断言できる。全てにおいて僕好みの選手だった。ボールを持った瞬間に鼓動が高鳴るような天才ドリブラーだった。現在の№1ドリブラーは三苫薫だけれど、本山のドリブルはまた違って、スピードスター伊東純也とも違う。フランスで伊東は単なるスピードスターでなくなったから、三苫とは双璧だと思う。けれど、僕の中では本山が上になる。
 東福岡高校の頃から、注目していたから鹿島の10番を背負った時は、とても嬉しかった。

 本山は99年ワールドユースで日本が準優勝した時に10番を背負い、小野伸二とともにベストイレブンに選ばれてる。小野、高原、稲本、中田、遠藤、小笠原…という黄金世代において、小野の天才は頭抜けていたと思うが、ワールドユースで最も輝いていたのは、誰が何と言おうと本山雅志だと思っている。僕はテレビ中継を見ていたので、直ぐにでも語り始めることは出来る。

 晩年は怪我もあり、本来の能力が発揮できたとは思っていないが、現役にこだわり、所属チームを転々としながらも、現役であろうとした点は評価できるし、感謝している。

 本山雅志の引退は僕の中ではとてつもなく大きい。ひとつの時代が終わったと思う。是非とも、本山を超えるような選手が現われて欲しい。

 
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