「キュビスム展」(2024.3.26)

文字数 596文字

 本日、年休消化日。あいにくと朝から激しい雨なので、家に籠る予定だったのだけれど、午後から雨が上がったため、京セラ美術館「キュビスム展」へ。

 キュビスムといえばパブロ・ピカソ、そしてジョルジュ・ブラック。僕は子供の頃から、なぜかブラックが好きで、彼の絵を観ていると不思議と落ち着く。ピカソが動なら、ブラックは静というイメージ。たぶん、専門家は違うというかもしれないけれど、僕の中ではそういう棲み分けになっている。

 今回はパリ・ポンピドゥーセンターからの作品が多く(日本の美術館所蔵もあり)、ピカソとブラックも当然ながら多く展示されている。ただ、二人だけでなく、その後のキュビスムを展開させた画家たちの作品もあり、文字通り「キュビスム」全体が理解できる展覧会だ。

 レジェ、グリス、ドローネー、デュシャンなど。

 僕が印象に残ったのはドローネー夫妻の作品群とクプカ「色面の構成」かな。キュビスムと言っても、ピカソとブラックから派生して様々な挑戦がなされているので実に面白い。

 その他にも、セザンヌ、ゴーギャン、アンリ・ルソーは所蔵美術館で観たことがあるものの、やはり何度観ても良い作品だし、ローランサン、シャガール、モディアーニなどの有名どころも展示されており、なかなか贅沢だった。

 でも、やはりジョルジュ・ブラックの絵をまとめて観ることができて、とても良い気分転換ができた。雨が上がって良かった。
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