高千穂、阿蘇へ①~高千穂の神社~(2024.6.30)

文字数 762文字

 梅雨空というか大雨の中、高千穂、阿蘇を旅した。
 はじめて訪れる土地であり、とても新鮮な心持ちで数日を過ごせたことは、仕事の疲労感(特に精神的)でヘタレ気味だった僕にはとてもありがたいことだった。

 まずは、高千穂へ。
 神話の里であり、パワースポットとして人気の高千穂だが、梅雨季節の平日なので、人は少なかった。雨で歩くのも大変だったが、ゆっくりと観て、感じることができた。

 高千穂峡は雨続きで水量が増して、有名なボートは中止。でも、真名井の滝や圧倒的スケールの渓谷を実際に目にすると写真とは違う神秘性を感じた。身体の中から浄化される気がした。

 高千穂神社、荒立神社、くしふる神社、天岩戸神社、天安河原そして旅館の女将さんに薦められた八大龍王水神社。それほど遠くない距離で参拝できるので、とてもありがたい。全ての神社にそれぞれの雰囲気、特長があり、人それぞれで好みは違うと思うが、僕が圧倒され言葉を失ったのは天安河原だった。アマテラスオオミカミが岩戸に隠された際に、八百万の神が集まり、神議したと伝わる場所なのだが、洞窟に近づくと空気感が明らかに変わり、「怖い」と思うくらいに神秘的だった。あの気分は普段なかなか経験できるものではない。高千穂に行ったら、ほとんどの観光客が訪れると思うけれど、人が少なかったこともあり、じっくりと対峙することができてとても幸運だったと思う。そして、女将さんに薦められた八大龍王水神社も独特の空気感で良かった。とてもパワーがあるそうだ。

 夜は高千穂神楽を高千穂神社で観た。昔は各地で盛んに演じられていたそうだが、最近は少なくなったとのこと。こうして神話の里としての文化を継承することは大切だし、体験できることはありがたい。
 
 天安河原。今思い出しても、背筋が伸びる。圧倒的なパワースポットだった。
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