倉敷①(2024.8.17)

文字数 880文字

 岡山で桃を食べる、ことを目標に夫婦旅。
 別に岡山駅周辺で良いのだが、せっかくだから昔々に行ったことのある倉敷にしようか、といつもの脈絡のない展開に。たぶん、30年ぶりくらい。
 でも、二人ともほとんど憶えていないから笑える。おそらく、アイビースクエアに泊まったはず。あとは何を食べたのかも……分からない。大原美術館には行ったと思う。
 なので、再訪の地なのだが、完全に「はじめまして」で倉敷駅に降り立った。

 駅近くのホテルへ荷物を預けて、いざ美観地区へ。

 まずは、くらしき桃子総本店で順番待ちチケットを発券。約1時間待ちとのこと。では、川舟に乗ろうかと船着き場へ行くと既に完売だった。まだ11時なんですけど……と思ったが、今の時期は観光客と高齢の船頭さんに熱中症リスクがあるため、午前中で営業は終わるそうだ。明日の9時から当日券を発売するので、並んでみてね、と教えてもらった。できれば8時30分頃から並ぶと間違いないとのこと。舟に乗るのもなかなか大変だ。
 とりあえず、あちらこちらをぶらぶらする。デニムストリートなど。ただ、東京も京都も暑いが倉敷も暑い。ぶらぶらというよりクーラーで涼み目的。

 50分くらいでメールに連絡が届き、総本店へ。二人とも、迷うことなく「ももパフェ」をセレクト。周りも「もも」が多い。期待は大きくなるばかり。

 いやぁ、期待を上回る美味しさ。二人とも、「もう一つ、行けるな」と口を揃えるほど。この時点で、今回の目標は達成となった。

 あとは自由時間。昼は小豆島ラーメン。アイビースクエアをぶらぶらして、記憶はあるが、特に懐かしいとも思わず。あちらこちらの店を覗いて、夕方にホテルへチェックイン。風呂に入って、汗を流してから、再び美観地区の「さわらや」へ。鰆のお造り、藁焼き、しゃぶしゃぶを日本酒とともに頂く。鰆ってこんなに美味しいんだぁ、と感動。ホテルへの帰れ道にあるワインバーへ直感で入店して、地元のワインを頂く。若いマスターがワインへの思いを語ってくれるのを聞きながら、ほど良く酔ったところでホテルへ戻る。

 食べるための旅だな。今回も。

 
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