『ナナメの夕暮れ』若林正恭(文春文庫)(2024.8.10)
文字数 361文字
オードリーの若林正恭は好きな芸人なのだが、それは「変に頑張らない」というスタンスだからなのだと思っていた。でも、結構尖っているんだよね。というか、長い物に巻かれない性質なのだと本作を読むと分かる。抗うというよりも、自分で納得できないと巻かれない、と言った方が正しいかもしれない。あくまでも「自分」ありき、他人からどう見られているか、ばかり気にして生きるから、尖って、拒否して生き難くしているのは、やはり「自分」で、それを取っ払って受け入れるようになった変遷が良く分かる。
僕よりもだいぶ年下なのだが、もの凄く共感してしまった。極度の人見知りであったり、興味があるのに他人の目を気にして、興味がないふりをしたり。どうせ、誰も分かってくれないと斜に構えたり。
なんだろうなぁ。『ナナメの夕暮れ』を読んで随分と気が楽になった。
僕よりもだいぶ年下なのだが、もの凄く共感してしまった。極度の人見知りであったり、興味があるのに他人の目を気にして、興味がないふりをしたり。どうせ、誰も分かってくれないと斜に構えたり。
なんだろうなぁ。『ナナメの夕暮れ』を読んで随分と気が楽になった。