長谷寺(2024.5.9)

文字数 409文字

 奈良大和路の旅。最後は長谷寺へ。

 三輪山登拝、岡寺の坂道ですっかりと足腰に疲れが溜まっていたが、長谷寺駅から長谷寺までの徒歩もかなりきつかった。登りではなく、いきなり下りなのである。つまり、帰りは上り。そして、長谷寺に着いてからは、急な階段が永遠と続く。階段にぼたんの鉢植えがあるから、写真を撮りながら歩けたが、なかったら精神的に相当厳しい階段である。「花の御寺」ならではの工夫なのではないだろうか。

 そんな絶望的な階段の先には本尊十一面観世音菩薩立像、雨宝童子立像、難陀龍王立像。十一面観世音菩薩は思わず、手を合わせたくなるような仏像である。今回は、十一面観世音菩薩の足に触れることができるチケットを購入したので、とても有難い経験もできた。長谷寺駅と言うから、直ぐ近くなのだろうと思ったが、坂道が厳しく、境内も難所続きだったものの、だからこそ、出合えた喜びも増すのだと思う。

 あじさいの季節は更に素晴らしいそうだ。
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