第173話 法師は人に疎縁 徒然草76
文字数 248文字
□世間の覚えもよく、勢いが盛んな家に、悲しみごとや祝いごともあって、人が多く行き訪ねるのだろうが、仏道修行に専念する僧が混じって、家に中にいる人に外から言葉を掛け、佇んでいる。そんなことをしなくてもいいのにと思える。どんな理由があっても、法師は人との関係が疎遠な立場であってほしいものだ。
※托鉢で道に立って、お経を上げる修行僧に、施しの布施をあげるのはよしとして、分限者の家を訪ね、そとからお経をあげ、いかにも物乞いをしているような事をやるべきではないと、先生はたしなめておられるのでしょう。
※托鉢で道に立って、お経を上げる修行僧に、施しの布施をあげるのはよしとして、分限者の家を訪ね、そとからお経をあげ、いかにも物乞いをしているような事をやるべきではないと、先生はたしなめておられるのでしょう。