第181話 故郷を思う 徒然草84

文字数 255文字

□法顕三蔵は天竺といった今のインドに渡て、故郷の扇を見ては悲しみ、病に臥しては漢の食を願い給われたことを聞いて、「あれほどの人が、すっかり心が弱った様相を外国で見せ給われた」とがの言ったのは、孔融僧都、「優雅で人情みのある三蔵であるかな」と言ったのが、法師のようでもなく、奥ゆかしく覚えたことである。
※インドへ渡り、艱難辛苦を乗り越え、偉大なことをされた方が、扇を見ては故郷を恋しく思い
体調不良では自国の食べ物を所望され、弱い面をみせられた。修行とはいえ、人間である。弱い心をみせるのも、いいものである。
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