第152話 家造りは夏用 徒然草55
文字数 303文字
□家の作り方は夏を基本に考えるべきである。冬はいかなる所でも住める。暑い頃に悪い住居は堪えがたきことなり。深い水は涼しげではない。浅くて流れているときの水のほうが、遙かに涼しい。細かなる本の字を見るとき引き戸は蔀の部屋よりも明るい。天井が高いのは、冬寒く灯暗い。家の造作は不用な所を作ったほうが、見るも面白く、様々な用にも立つので良いとぞ、人々が定めあったということで御座いました。
※冬は狭い所の方が暖かくて良いが、夏になると蒸し暑い。天井の高い方が夏は涼しく、冬は炬燵で暖を取ればいいし、本読むときは天井高ければ陽も差しこみ、見やすいし、これこれ考えれば夏基本の設計がベストであるということでしょう。
※冬は狭い所の方が暖かくて良いが、夏になると蒸し暑い。天井の高い方が夏は涼しく、冬は炬燵で暖を取ればいいし、本読むときは天井高ければ陽も差しこみ、見やすいし、これこれ考えれば夏基本の設計がベストであるということでしょう。