第24話 家にありたき木と草 139

文字数 434文字

□家にあったが良い木は松・五葉桜。花は一重が良い。吉野の桜は一重八重桜は異様でありねじ曲がっているので植えないこと。梅は白、薄紅梅。一重咲き、重なった紅梅も匂いが良い。柳もよい。若葉の楓もよい。橘・桂も大きくなり良い。
□草は山吹・藤・カキツバタ・撫子。池には蓮。秋の草は萩・薄・女郎花・藤袴・われもこう・リンドウ・菊。蔦・葛・朝顔は丈が高くなく垣根に茂ってないのが良し。珍しかったり、希少価値のものは無教養の人が面白がるもので不要である。
※兼行法師は木や草花についてもよく観察され、一つの見識を持たれています。吉野のさくらは、もう700年前からあったのですか。戦後、全国に植えられて桜前線が北上すると思っていたのですが。梅は白ですね。令和元年も太宰府の花が白く、鏡に映った娘さんの姿がきれいだとかいうのですかね。
 我が家は梅に甘夏カンと花より果実を重要視しています。梅干しに漬け、毎日賞味しておるのです。 花は連れ合いが好きで、庭では花たちが、年中輝いています。
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