第51話 春の日の雪仏  徒然草166

文字数 325文字

□人間の、生活のために働く行為を見ていると、春の日に雪仏を作り、そのため金銀珠玉の飾り付けをして、堂をたてるのに似ている。その全体のつくりをを待って、よく安置できるであろうか。人の命もあると思っているうちに、下より消えてしまうのは雪のごとくである。仕事をして、期待したことが来るように願って時間を過ごすことが甚だ多いのであることよ。
※働かなくて生活できれば、それが一番である。生きていくには働き稼ぎ生活する。確かに人の命には限りがある。何か目的があり生れ出たわけではない。大宇宙の我々の命など一瞬の出来事である。それを考えたら悩ましくなる。金銀の家も瞬く間であることは間違いない。だが一瞬でも楽しみたいと言うのが人の情でもあるのでしょう先生。
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