第250話 五● はい所の月 

文字数 119文字

五●深ううれいにしずめる人の、かしらおろしなどふつつかに思いとりたるにはあらで、あるかなきかに、門さしこめて、待つこともなくあかしくらたる、さるかたにあらまほし。
あきのもと 中納言乃いひけん、はい所の月、罪なくてみんこと、さも覚えぬべし。
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