第160話 正月祈祷の警備 徒然草63

文字数 251文字

□正月八日からの国家安泰の法要である後七日での導師の阿闍梨は、武者を集めることが、いつであった盗人に遇った時から、宿直人という警備兵を置き、かく物々しくなった。一年の運勢は、この加持祈祷の情況にこそ表れるというから、兵を用いるということは、穏やかならぬことである。
※正月のその年の運勢を占うのは、重要な行事である。本年も良い年でありますよう祈る。過去に物騒なことがあり、警護をつけた。2,3年はいいが、長年続くと、警護を付ける意味は抽象化され、違う意味合いに取られていく。警護はいらないということ。
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