第136話 物は考えよう 徒然草39

文字数 365文字

□ある人、法然上人に、「念仏の時、眠りにおかされて行を怠り侍ること、いかがしてこの障りをやめ侍らん」と申しければ、「目の覚めたらんほど念仏し給え」と答えられたりける、いと尊かりけり。また、「往生は確かに決まっていると思えば決まっている、確かでないと思えば確かでない」と言われけり、これも尊い。また。「疑いながらも、念仏すれば 往生する」とも言われけり。これも尊い。
※どっちとも考えようによるということですか。無と思えば無であり、天国があると思えば天国はあるということ。天国などないと疑いながらでも念仏さえすれば、往生する往生とは’わうじゃう’と当時は言った。意味は念仏の功徳により、死後、阿弥陀仏のいる極楽浄土に生まれ変わること。信じる者は救われる。イワシの頭も信心次第。言い方はいろいろあるのですね。
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