第67話 御神楽の剣 徒然草178
文字数 398文字
□ある所の侍どもが、内示所の御神楽を見て、人に語っていた、「宝剣をその人は持たれていた」などと言うのを聞いて、内宮に務める女房の中に、「別殿の行幸では、御簾の中にある剣である」と忍びやかに言い、心にくいものである。その女房は、古い典侍であったらしい。
※内裏の前庭で御神楽が奉納されたときのこと、見物の侍が言うのに、宝剣を持って踊ったと語る。宝剣は三種の神器の一つで、それを持って御神楽で踊るということはありえない。多分それは
天皇の護衛の為に傍にある剣を、もって御神楽を踊ったのであろうと、古手の女官が申された
のでしょう。天皇の皇位継承で三種の神器が受け継がれるようですが、なかなか一目には晒されない厳かなものなのでしょう。一般観衆が推測でものを言って、それはそうじゃないよと真実を語り、よくある誤解をさしているのでしょうか。
※内裏の前庭で御神楽が奉納されたときのこと、見物の侍が言うのに、宝剣を持って踊ったと語る。宝剣は三種の神器の一つで、それを持って御神楽で踊るということはありえない。多分それは
天皇の護衛の為に傍にある剣を、もって御神楽を踊ったのであろうと、古手の女官が申された
のでしょう。天皇の皇位継承で三種の神器が受け継がれるようですが、なかなか一目には晒されない厳かなものなのでしょう。一般観衆が推測でものを言って、それはそうじゃないよと真実を語り、よくある誤解をさしているのでしょうか。