第207話 喚子鳥はキジ 徒然草210
文字数 329文字
□「喚子鳥(よぶこどり)は春のものである」とばかり言うだけで、いかなる鳥とも定かに記せる書物がない。ある真言宗の書の中に、喚子鳥が鳴く時は、招魂の法をば行う次第がある。これは鵺(ぬえ)のことである。万葉集の長歌に「霞立つ長き春日が暮れていくように、理由もなく心が痛み、鵺鳥のように泣いている」など続けている。鵺鳥も喚子鳥の様子に似通っているように聞える。
※鵺はキジに似た鳥で有るという。鳴き声は、確かに寂しそうな声でちゃーちゃんと鳴くような。雉は顔が赤いが羽はツグミに似ている。ツグミではないかとも、キジに似た羽の色をしている。鳴き声はチャチャチャと鳴き、雀ににているかな。やっぱり、雉の方が母ちゃんを捜しているような、悲しそうな情感がある声のようです。
※鵺はキジに似た鳥で有るという。鳴き声は、確かに寂しそうな声でちゃーちゃんと鳴くような。雉は顔が赤いが羽はツグミに似ている。ツグミではないかとも、キジに似た羽の色をしている。鳴き声はチャチャチャと鳴き、雀ににているかな。やっぱり、雉の方が母ちゃんを捜しているような、悲しそうな情感がある声のようです。