第137話 嫁選び 徒然草40

文字数 295文字

□因幡国に、何の入道とかやいう者の娘、かたちよしと聞きて、人あまた求愛し続けたけれども、この娘、ただ栗をのみ食いて、さらに米の類を食わざりければ、「かかる異様の者、人に嫁ぐべきにあらず」とて、親許さざりけり。
※美貌に恵まれていれば、現代ではそれを武器に華々しく活躍できると思うのだが。誰かと結婚させれば、ちょっと違った人生を送れかも知れないのに。親の勝手でそう判断されたのか。将又、娘の行末を心配して、破談になったり、路頭に迷ったりを気遣ったのだろうか。親が亡くなった後も、娘は長年生きていくわけだが、それはどうなのか。この教訓は外見だけで判断して嫁を貰ってはいけないということだろうか
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