第38話 日野資朝の逸話 153捕らわれ

文字数 197文字

□歌人の為兼大納言が召し捕らわれて、武士どもが取り囲み、鎌倉幕府の六波羅へ連行して行かれた。資朝卿は是を見て「ああ羨ましい。この世の思い出に、このようにありたいものだ」とぞ言われける。
※一時は権力の近くにいた人が、失脚して囚われの身になった。資朝卿も同じような境遇になりたいと思ったのだろうか。そんな事は思っても言わないのが普通なのに。予測したとおり、彼も失脚し死刑になっているという。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み