第176話 知者は語らず 徒然草79

文字数 381文字

□何事も深く入りこまない様子でいたほうがよい。立派な人は、知っているからといって、それほど物知り顔で言わないだろう。片田舎より出てきた人にこそ、あらゆる道に心得たるような受け答えをする傾向にある。だから、世間には恥づかしくなく思われてるほど、優れている点があるのだが、自分は立派であると思っている様子が、見苦しい。充分に会得した道は、必ず口重く、問われない限りは言わないこそ立派である。
※老子が『知者は言わず、言者は知らず。』といったそうで、それを具体的に先生は説明しておられるのでしょう。智者になるそれ相当の才能と努力によってなせる技なのでしょうが、昔はカリスマ的に捉えられていたのでしょうが、現代においては、情報伝達が発達し、智者もプライベットなことまで、ショウアップされ、同じ人間じゃないと、やや立派さが薄らいでいる印象がありますが先生どうでしょうか。
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