第103話 子孫は残したくない 徒然草6

文字数 437文字

□我が身が尊敬に値する身分でもなく、いわんや数にも入らないのであれば子供というのはいない方がよい。前中書王・九条太政大臣・花園左大臣 皆さん一族が絶滅することを願われていた。染殿大臣も「子孫はいないほうがよろしうございます。末裔で劣っていらしゃるのはみっともないことです」と朝廷の歴史書の物語は語っている。聖徳太子が、御墓をを予め築造させられる時も、「ここを切れ、あそこを断て。子孫を残したくないと思う」と仰ったとかいわれています。
※出来の良い人たちは、子孫が出来の悪いのが生まれると、自分の名誉が傷つくと思われたのでしょうか子供は作らない方がいいと仰る。子供を持つという、人類の存続にかかわる問題をどのように解釈されていたのだろうか。実際に子供を持てば、たとえ出来が悪くても愛おしく思い育てるのではないだろうか。それは庶民の考えることなのだろうか。最近は男女とも独身の人々が増えていることに残念な思いがする。苦労はあるが子を持たなければ経験できないことが数多あるのに。
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