第105話 色欲 徒然草8
文字数 358文字
世の中の人の心を惑わすのは、色欲に優るものはない。人の心というものは愚かなるものであることよ。匂いなどは一時的な物なのに、少しの間の衣装の香り付けであると分かってはいるが、なんとも素晴らし匂いには、心ときめかされるものである。久米の仙人が、洗濯をする女の脛の色白いのを見て、神通力を失ったというが、まことに手足・肌などの美しさにはふっくらとして肉付きがいいというのは、表面だけの色ではなく、そのー若き肉体を包んだ脛や皮膚であり、想像をかきたてられ、さもありなん。
※兼好先生も若い女性が川で洗濯をしていて、濡れないため脛を出しているのを見て色欲を感じられたのでありましょうか。男女は惹かれ合うことによって人類が存続するのでありまして、なんら不思議な事ではないのです。が禁欲を旨とする宗教では許されないのでしょうか。
※兼好先生も若い女性が川で洗濯をしていて、濡れないため脛を出しているのを見て色欲を感じられたのでありましょうか。男女は惹かれ合うことによって人類が存続するのでありまして、なんら不思議な事ではないのです。が禁欲を旨とする宗教では許されないのでしょうか。