第８６話　定額の女嬬　徒然草１９７

□諸寺の僧だけでなく、定額の女嬬（にょじゅ）ということを、延喜式に見ることができる。すべて、数が定まった地下役人の呼称である。
※定額：一定の員数のこと。
女嬬（にょじゅ）：内待の司に属し、清掃や点灯などの雑務を担当する下級女官。
公人（くにん）：朝廷の役人で「地下」の階層の者。
定額僧（じょうがくそう）は、古代律令制において、寺院などに定められた
一定数の僧侶の　事ですが、定額の女嬬についても一定人数が定められていたことが
延喜式の法律細則の中に書かれていて、古くからあるのですよといいたいのでしょうか。