第241話 仏 徒然草243

文字数 327文字

□八つになりし年、父に問いて云わく、「仏は如何なるものにか候ふらん」といふ。父が云はく、「仏には、人の成りたるなり」と。また問う。「人は何として仏には成り候ふやらん」と。父また、「仏の教えによりて成るなり」と答ふ。また問う。「教え候うける仏をば、何が教え候ひける」と。また答う。「それもまた、先の仏の教え候ひける」と。また問う、「その教え始め候ひける、第一の仏は、如何なる仏にか候ひける」といふ時、父、「空よりや降りけん。土より湧きけん」と言いて笑う。「問いつめられて、え答えずなり侍りつ」と、諸人に語りて興じき。
※子供のころから恐るべき天才だったのですね。そしてこの徒然草を書かれたのですね。多くのことを学び習いました。本当に有難うございます。ー完了ー

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