復讐と言う名の牢獄
文字数 1,626文字
目の前の電柱に車がぶつかり、大破している。運転手さんの反応もない。救急車やパトカーで辺りは、騒然となっていた。野次馬たちが集まり、色々と面倒な事になってしまった。
これ、無事に帰れるのだろうか……。今日は、本当についていない……。
圭に突き飛ばされ、じょうろは地面に落ち、水が飛び散る。歌音と圭も少し濡れてしまう……。何かついていない……。
……となると、第三者の力や能力によるものかな?、と考えてしまう。それしかないだろうけど……。目の前では、野次馬と警察とのぶつかり合いが起きていた。
最近、この辺り当たり屋が多い、と噂になっていたはず……。
ちょっと腕が当たっただけで折れるはずがない……。歌音が当たったのは悪かったけど……。これは、ヤバイかも……。
男たちは、圭に飛びかかっていくが、すぐに返り討ちにして追い返した。何か巻き込みすぎじゃないか、歌音は?
何や何やしている間に日がくれ、……そして、ようやく歌音と圭は寮に帰ってくることができたのであった。