孤独の終わり
文字数 1,795文字
この日の事件は、組織が絡んでいるのも後日知ることになる。
今回の件もあらゆる方面で捏造されていたり、誹謗中傷されていたり、拡散していたり、本当に面倒くさい。
それより私たち何か迷惑になることやりましたか?、とでも言ってやりたい。
新しい不幸の引き受けはお断りしたいところだけど……そうもいかなさそうな気がする。
その悪意や偽善など全て含めた中に渦中の人物が誰なのかも分かってしまう。
それが私の厄介な能力なのかもしれない。「共感覚」という厄介な能力のせいとしか言えない。
でも、まだ安心出来なかったような気がする。だって……。
何がどうなっているかなんて分からないし、私達はただ呆然と立ち尽くすしかなかった。