作戦三日目①
文字数 2,205文字
納得のいかない歌音たちは、同じ曲を奏で続け、指揮を続け……午前が終わる頃になっても曲は完成しなくて、全員が項垂れてしまったのであった。
お昼休憩が始まった。歌音は、いつものように明里と結愛と食堂でご飯を食べていた。今日のご飯もとても美味しく、頬っぺたが落ちるかのような感じ……。歌音は、美味しくご飯を食べていると、明里がいきなり思い出したかのようにとんでもないことを発言してきたのだった。
結論として、歌音は圭とは、指揮者と奏者の関係である。ただただそれだけの事なのだ。
……なのに……何これ?
結局、歌音は二人にされるがままに言い負かされ、昼食休憩を終えてしまったのだ。