ようこそ、予言書の間へ
文字数 1,873文字
目の前には、先に行った三人が待っていた。
明里の暴走を止められず、全員が死んだ回のやつだった。明里は、何故暴走したのだろう?
酷いよ……。このクラス……癖の強いやつが多すぎだ……。
すると、辺りは夕暮れ時。赤く染まった旧校舎の空き教室前に私はいたのだ。
もちろんの事、三人は別のところから入っていたらしく、歌音の近くにはいなかった。
物悲しい世界に歌音一人取り残された気分に陥ったのであった。
みぃ……白川悠の飼い猫で予言書の間の番人……。覚えておこう。