発見
文字数 1,215文字
ホテルに戻ってくると、相馬先生が外で困っている。何があったというのだ……。
勝己はぐったりしたきり動かない。勝己の手に触れる。温かい……。大丈夫……。
一成から指示が出される。
歌音たちを車に乗せると一成は、すぐに車を発進させる。手を降る相馬先生を見つめる……。寂しそうに手を降っているのが分かる。
歌音たちは、車に揺られ病院に向かうのであった。
速度八〇キロ近く出ているだろう……。早いスピードで森林に囲まれた道を下っていく。森林以外何もない道を走り抜けるハイエース……。
歌音たちは、この先の波乱に立ち向かうことになるとは思わなかった。